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執筆者の写真鳥元 剛志 -torimoto tsuyoshi-

福音宣教における"傾聴能力"の重要性


福音宣教には傾聴能力が必要

ヤコブ1:19 私の愛する兄弟たち、このことをわきまえていなさい。人はだれでも、聞くのに早く、語るのに遅く、怒るのに遅くありなさい。


宣教における傾聴能力の重要性は非常に大きいです。傾聴とは、相手の言葉や感情を理解しようとする姿勢であり、相手の立場や視点を尊重することを含みます。以下に、傾聴能力が宣教にどのように影響を与えるかをいくつかのポイントで説明します。


1. 相手を理解する: 宣教は異文化間のコミュニケーションを含むため、傾聴能力は相手の文化や背景を理解するための重要な手段です。相手の言葉や文化的な背景を傾聴することで、その人々の価値観や信念に対する理解が深まります。


2. 信頼関係の構築: 傾聴能力は信頼関係の構築に不可欠です。相手が自分の声を聞いてくれ、理解してくれると感じると、コミュニケーションの信頼性が高まります。宣教活動はしばしば信頼関係の上に成り立っており、傾聴はその基盤を築くのに役立ちます。


3. 文化的な違いの認識: 宣教は異文化間の交流を伴うため、傾聴能力は文化的な違いを理解し、認識する上で重要です。異なる文化や背景を持つ人々との対話において、傾聴は誤解や摩擦を減らし、より効果的なコミュニケーションを可能にします。


4. ニーズや関心の把握: 傾聴を通じて、相手のニーズや関心を把握することができます。宣教は人々のニーズや関心に応えることが求められる場面が多くありますが、傾聴能力がなければそれらを正確に把握することが難しくなります。


5. コミュニケーションの円滑化: 傾聴能力はコミュニケーションを円滑化する上で重要です。相手の言葉や感情に耳を傾けることで、誤解や対立を避け、建設的な対話を促進することができます。


総合すると、宣教において傾聴能力は相手とのコミュニケーションや理解を深める上で欠かせない要素です。傾聴を通じて相手の声に耳を傾け、その人々のニーズや文化的背景を尊重することで、より効果的な宣教活動が可能となります。


福音宣教に召されている者が犯しがちな、よくある間違いがあります。それは<相手の話を一切聞かずに、一方的に福音を宣べ伝えること>です。私たち福音宣教者の目的は、目の前の一人が霊的に救われることです。人を救いへと導くためには、確かに福音を伝えることが最も重要になります。しかしです。もっと重要なことがあります。それは『福音を宣べ伝えるまでに至る過程』です。なぜ過程が大事であるのか。相手には”社会的・文化的背景”、また"ニーズ(需要)"があるからです。


福音は相手のニーズ、また社会的・文化的背景に応じて、伝え方を変えるべきです。福音は全ての人のニーズに答える力を持っています。恋愛における悩み、夫婦関係や家族関係における悩み、人間関係における悩み、将来への不安、財産管理における悩み、身体的悩み、喪失感、絶望、うつ、その他さまざまな問題を解決することができるのが”福音”です。例えば、恋愛で悩んでいる人に対して、いくら子育ての秘訣について説いても、話を聞いてはくれないですよね。恋愛で悩んでいる人には、恋愛の話をするのです。そうすればその人はこちらの話を聞いてくれます。恋愛の悩みを解決してくれるのが”福音”であることをうまく伝えることができれば、おそらくその人は福音を受け入れることでしょう。つまり、福音宣教者には傾聴能力が必要なのです。


第一コリント9:19-22

私はだれに対しても自由ですが、より多くの人を獲得するために、すべての人の奴隷になりました。ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。ユダヤ人を獲得するためです。律法の下にある人たちには──私自身は律法の下にはいませんが──律法の下にある者のようになりました。律法の下にある人たちを獲得するためです。律法を持たない人たちには──私自身は神の律法を持たない者ではなく、キリストの律法を守る者ですが──律法を持たない者のようになりました。律法を持たない人たちを獲得するためです。弱い人たちには、弱い者になりました。弱い人たちを獲得するためです。すべての人に、すべてのものとなりました。何とかして、何人かでも救うためです。


あの有名な宣教の大先輩である使徒パウロも、一方的に福音を宣べ伝えたのではなく、しっかりと相手の話を傾聴し、共感し、同じ目線になって福音を宣べ伝えました。だからこそ彼の宣教活動は大成功を収めたのです。傾聴能力が福音宣教においてどれだけ大事であるのかが、これでわかったのではないでしょうか。福音を効果的に宣べ伝える為に

まずは相手の話をよく聞くことから始めましょう。日本に霊的リバイバルが起こされますように。天地を創造された偉大なる神様に期待し、信頼します。

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