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教会内で問題が起こった時の対処のコツとは?


教会内で起こる問題の解決方法とは

マタイ18:15-17

また、もしあなたの兄弟があなたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで指摘しなさい。その人があなたの言うことを聞き入れるなら、あなたは自分の兄弟を得たことになります。もし聞き入れないなら、ほかに一人か二人、一緒に連れて行きなさい。二人または三人の証人の証言によって、すべてのことが立証されるようにするためです。それでもなお、言うことを聞き入れないなら、教会に伝えなさい。教会の言うことさえも聞き入れないなら、彼を異邦人か取税人のように扱いなさい。


教会内で問題が起こった場合、以下のコツが役立つかもしれません。


1. 冷静な対応: 問題が起きた際には、冷静な対応が重要です。感情的にならずに、客観的に状況を理解しましょう。


2. 対話とコミュニケーション: 問題の解決には、関係者とのオープンで建設的な対話とコミュニケーションが不可欠です。相手の意見や感情に耳を傾け、互いの立場や視点を理解しましょう。


3. リーダーシップの発揮: 教会のリーダーは、問題解決において重要な役割を果たします。リーダーシップを発揮し、問題に対する方針や解決策を明確に示しましょう。


4. 公平な処置: 公平かつ公正な処置を心がけましょう。偏見や差別を排除し、すべての関係者に対して平等な待遇を提供します。


5. 情報の共有: 問題の性質や解決策に関する情報は、関係者全員と適切に共有されるべきです。情報の透明性を確保し、不確実性や誤解を解消します。


6. 専門家の助言の活用: 問題が複雑である場合や解決策が見えにくい場合には、専門家の助言や支援を求めることが有効です。法律や心理学などの専門知識を持つ人々のアドバイスを活用しましょう。


7. 教訓の抽出と改善策の実施: 問題解決の過程から得られる教訓を抽出し、将来の同様の問題を防ぐための改善策を実施します。常に学びながら、組織やコミュニティ全体の発展に努めましょう。


これらのコツを念頭に置きながら、問題解決に取り組むことで、教会内の協力と調和を促進し、良好なコミュニティを維持することができます。


人間が集まれば問題は起こります。問題のない共同体など、この世界には存在しません。どの教会も何かしらの問題を抱え込んでいます。問題が起こるのは仕方がありません。最も重要なことは、起こった問題をどのように取り扱うかです。問題というのは初めは小さなものです。しかし時が経つにつれ、徐々に大きくなっていきます。多くの人は、時が解決させるだろうと思います。しかし、実際のところは違います。時が問題を解決させることはまずないでしょう。たいていの場合、放っておかれた問題は大きくなって私たちの目の前にあらわれます。その時には問題が大きくなりすぎて、もはや私たちの手には負えなくなっていることでしょう。問題というのは、小さなうちに早期に解決させるのが鉄則です。


マタイの福音書18章には問題解決の秘訣が書かれています。まずは一対一で話し合い、次に三・四人で話し合い、それでもダメなら教会も含めて話し合う。それでも問題が解決しないなら、当事者に教会から去ってもらうように勧めます。しかし、すぐに教会追放の対処をしてはいけません。教会追放は最終手段であり、全ての手を尽くしたが、それでも解決しない場合にとる手段です。教会追放にならないように手を尽くすのが、神様の愛を体現することに他なりません。


問題の解決時に忘れがちなことが<愛>です。私たち人間は他人の罪をさばくのが大得意です。しかし、私たちが他人をさばくとき、問題はより大きなものとなっていきます。赦しの心が必要です。イエス様は、他人の罪を七の七十倍回赦しなさいと言われました。これはつまり無限回赦しなさいということです。愛とは他人の罪を赦すことです。


私たち人間には他人をアガペー(無条件)の愛で愛することはできません。私たちのうちにこの類の愛はありません。これは神様の領域の愛です。ですから、私たちはまず神様から愛を頂かなければなりません。その神様から頂いた大きな愛を持って、人々を愛するのです。そうすれば他者をアガペーの愛で愛することができます。


上記の問題解決のポイントは非常に実際的なものです。是非参考にしてみてください。あなたの教会が赦し合う共同体として、愛のうちに建てあげられますように。教会がキリストの愛を体現することができますように。

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