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悪魔の誘惑にどうやって勝てばいい!?


悪魔からの誘惑に打ち勝つためにはどうすればよいか?

あなたは悪魔の存在を信じますか?


悪魔の存在を信じるか? 信じないか?については、おそれく意見が真っ二つに分かれることでしょう。 そもそも私たちが暮らす日本には「悪魔」という概念自体が根付いていません。悪魔の存在自体を知らない人もいることでしょう。私たちが暮らす日本では、悪魔よりも幽霊の方が認知度が高いです。幽霊の存在を信じる人々は霊感が強いと言われます。おそれく幽霊の存在を信じる人々は悪魔の存在も信じるのではないでしょうか。


聖書によると悪魔は存在します。


悪魔とは何でしょうか?聖書を見るならば、"悪魔が何者であるのか"について少しだけ理解を深めることができます。


旧約聖書イザヤ書14章12-15節

明けの明星、暁の子よ。

どうしておまえは天から落ちたのか。

国々を打ち破った者よ。

どうしておまえは地に切り倒されたのか。

おまえは心の中で言った。

『私は天に上ろう。

 神の星々のはるか上に私の王座を上げ、

 北の果てにある会合の山で座に着こう。

 密雲の頂に上り、

 いと高き方のようになろう。』

 だが、おまえはよみに落とされ、

 穴の底に落とされる。


悪魔であるサタン(ルシファー)は初め天使の長でした。高慢なサタンは神の座を奪おうとし、堕天使の長に成り下がり、神に敵対しました。つまり神に敵対する堕天使を悪魔と呼ぶのです。悪魔たちが願うことは「一人でも多くの人間が滅びること」です。


新約聖書ペテロの手紙第一5章8,9節

 身を慎み、目を覚ましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、吼えたける獅子のように、だれかを食い尽くそうと探し回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に対抗しなさい。ご存じのように、世界中で、あなたがたの兄弟たちが同じ苦難を通ってきているのです。


悪魔は一人でも多くの人間が罪によって滅びることを願い、私たちが罪に陥るように常に誘惑します。悪魔の誘惑は非常に巧妙です。私たちが少しでも気を緩めるならば、悪魔の策略に捕らえられ、罪にのめり込み、滅びます。私たち人間が悪魔の誘惑に勝つことは至難の業です。どうすれば私たちは悪魔の誘惑に打ち勝つことができるのでしょうか。答えは「聖書の御言葉によって」です。


新約聖書ルカの福音書4章1-13節

 さて、イエスは聖霊に満ちてヨルダンから帰られた。そして御霊によって荒野に導かれ、四十日間、悪魔の試みを受けられた。その間イエスは何も食べず、その期間が終わると空腹を覚えられた。そこで、悪魔はイエスに言った。「あなたが神の子なら、この石に、パンになるように命じなさい。」イエスは悪魔に答えられた。「『人はパンだけで生きるのではない』と書いてある。」すると悪魔はイエスを高いところに連れて行き、一瞬のうちに世界のすべての国々を見せて、こう言った。「このような、国々の権力と栄光をすべてあなたにあげよう。それは私に任されていて、だれでも私が望む人にあげるのだから。だから、もしあなたが私の前にひれ伏すなら、すべてがあなたのものとなる。」イエスは悪魔に答えられた。「『あなたの神である主を礼拝しなさい。主にのみ仕えなさい』と書いてある。」また、悪魔はイエスをエルサレムに連れて行き、神殿の屋根の端に立たせて、こう言った。「あなたが神の子なら、ここから下に身を投げなさい。『神は、あなたのために御使いたちに命じて、あなたを守られる。彼らは、その両手にあなたをのせ、あなたの足が石に打ち当たらないようにする』と書いてあるから。」するとイエスは答えられた。「『あなたの神である主を試みてはならない』と言われている。」悪魔はあらゆる試みを終えると、しばらくの間イエスから離れた。


なんと驚くことに、神であるイエス・キリストも地上にいる間、私たちと同じように悪魔の誘惑にあわれました。私たちは悪魔の誘惑に負けてしまうことが多いですが、イエス・キリストは悪魔の誘惑に負けず、完全なる勝利を取られました。イエス・キリストが悪魔の誘惑に打ち勝たれた方法は「聖書の御言葉によって」でした。私たちも同じように聖書の御言葉によって悪魔の誘惑に打ち勝つことができます。


イエス・キリストは悪魔から三つの誘惑を受けられました。一つ目の誘惑として、悪魔はイエスの空腹に付け込み、神の力を用いて石をパンに変えるように促します。そこでイエスは旧約聖書申命記8章3節の言葉によって悪魔の誘惑に勝利を取られました。


旧約聖書申命記8章1-3節

 私が今日あなたに命じるすべての命令を、あなたがたは守り行わなければならない。そうすれば、あなたがたは生きて数を増やし、主があなたがたの父祖たちに誓われた地に入って、それを所有することができる。

あなたの神、主がこの四十年の間、荒野であなたを歩ませられたすべての道を覚えていなければならない。それは、あなたを苦しめて、あなたを試し、あなたがその命令を守るかどうか、あなたの心のうちにあるものを知るためであった。それで主はあなたを苦しめ、飢えさせて、あなたも知らず、あなたの父祖たちも知らなかったマナを食べさせてくださった。それは、人はパンだけで生きるのではなく、人は主の御口から出るすべてのことばで生きるということを、あなたに分からせるためであった。


二つ目の誘惑として、悪魔はイエスに、自分にひれ伏すように促します。この世界の支配権は現在、悪魔にあります。


新約聖書ヨハネの手紙第一5章19節

私たちは神に属していますが、世全体は悪い者の支配下にあることを、私たちは知っています。


ですから実際のところ、悪魔はイエスに「この世の権力と栄光」を与えることができました。その条件として悪魔は「神ではなく自分を崇める」ようにイエスに勧めています。そこでイエスは旧約聖書申命記6章13節の言葉によって悪魔の誘惑に勝利を取られました。


旧約聖書申命記6章13-15節

 あなたの神、主を恐れ、主に仕えなさい。また御名によって誓いなさい。ほかの神々に、すなわち、あなたがたの周りにいる諸国の民の神々に従って行ってはならない。あなたのうちにおられるあなたの神、主はねたみの神であるから、あなたの神、主の怒りがあなたに向かって燃え上がり、主があなたを大地の面から根絶やしにされることのないようにしなさい。


三つ目の誘惑として、悪魔はイエスをエルサレム神殿の屋根に立たせ飛び降りるように促します。というのも、聖書にはこのようなことが書かれているからです。


旧約聖書詩編91編10-13節

わざわいは あなたに降りかからず

疫病も あなたの天幕に近づかない。

主が あなたのために御使いたちに命じて

あなたのすべての道で あなたを守られるからだ。

彼らはその両手にあなたをのせ

あなたの足が石に打ち当たらないようにする。

あなたは 獅子とコブラを踏みつけ

若獅子と蛇を踏みにじる。


つまり悪魔はイエスに「あなたは神に愛されているのだから、屋根から飛び降りれば天使があなたを守るであろう。だから屋根から飛び降りなさい。それとも何か。この詩編に書かれていることは嘘だというのか。あなたは神を信じないのか?信じているのだろう?信じているのなら、飛び降りてみなさい。そうすれば、この聖書箇所が正しいことが証明されるであろう。あなたの信仰を私に見せてみなさい。」と誘惑しているわけです。そこでイエスは旧約聖書申命記6章16節の言葉によって悪魔の誘惑に勝利を取られました。


旧約聖書申命記6章16-19節

 あなたがたがマサで行ったように、あなたがたの神である主を試みてはならない。あなたがたの神である主の命令、主が命じられたさとしと掟を必ず守らなければならない。主の目にかなう良いことをしなさい。そうすれば、あなたは幸せになり、主があなたの父祖たちに誓われた、あの良い地を所有することができる。主が告げられたように、敵をことごとくあなたの前から追い払うことができる。


悪魔の誘惑は本当に巧妙です。悪魔は聖書の御言葉さえも用いて私たち人間を誘惑してきます。天地創造の初めのとき、人類の始祖「アダムとエバ」は悪魔の誘惑に負け、罪を犯しました。


旧約聖書創世記3章1-13節

 さて蛇は、神である主が造られた野の生き物のうちで、ほかのどれよりも賢かった。蛇は女に言った。「園の木のどれからも食べてはならないと、神は本当に言われたのですか。」女は蛇に言った。「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。しかし、園の中央にある木の実については、『あなたがたは、それを食べてはならない。それに触れてもいけない。あなたがたが死ぬといけないからだ』と神は仰せられました。」すると、蛇は女に言った。「あなたがたは決して死にません。それを食べるそのとき、目が開かれて、あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、神は知っているのです。」そこで、女が見ると、その木は食べるのに良さそうで、目に慕わしく、またその木は賢くしてくれそうで好ましかった。それで、女はその実を取って食べ、ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた。こうして、ふたりの目は開かれ、自分たちが裸であることを知った。そこで彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、自分たちのために腰の覆いを作った。

 そよ風の吹くころ、彼らは、神である主が園を歩き回られる音を聞いた。それで人とその妻は、神である主の御顔を避けて、園の木の間に身を隠した。神である主は、人に呼びかけ、彼に言われた。「あなたはどこにいるのか。」彼は言った。「私は、あなたの足音を園の中で聞いたので、自分が裸であるのを恐れて、身を隠しています。」主は言われた。「あなたが裸であることを、だれがあなたに告げたのか。あなたは、食べてはならない、とわたしが命じた木から食べたのか。」人は言った。「私のそばにいるようにとあなたが与えてくださったこの女が、あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」神である主は女に言われた。「あなたは何ということをしたのか。」女は言った。「蛇が私を惑わしたのです。それで私は食べました。」


悪魔は神様の御言葉を曲解させて私たち人間を誘惑してくることがわかります。私たちには聖書の御言葉の正しい理解が必要です。また神様は、悪魔の誘惑に勝利するために「神の武具」を身に付けなさいとも言われます。


新約聖書エペソ人への手紙6章10-18節

 終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです。ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、一切を成し遂げて堅く立つことができるように、神のすべての武具を取りなさい。そして、堅く立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、足には平和の福音の備えをはきなさい。これらすべての上に、信仰の盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢をすべて消すことができます。救いのかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい。あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。


神の武具の中で唯一の武器が「御霊の剣」です。御霊の剣とは「聖書の御言葉」です。イエス・キリストは悪魔の誘惑に対して「御霊の剣」で勝利を取られたのです。私たちもイエス・キリストに見習って「聖書の御言葉」によって悪魔の誘惑に打ち勝っていきましょう!


悪魔は本当に存在します!悪魔の願いは「一人でも多くの人間が罪によって滅びること」です。しかし、神様の願いは「一人でも多くの人間がキリストによって罪赦され救われること」です。悪魔と神様の願いは真っ向から対立します。悪魔は吠えたける獅子のように人間を食らいつくそうと出回っています。くれぐれも気を抜いて悪魔の策略にはまらないようにしましょう!神のすべての武具を身に付けなさい!!



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