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執筆者の写真鳥元 剛志 -torimoto tsuyoshi-

神の奇跡を信じるか?それとも疑うか?


神は不妊の女の胎を開かれるお方

あなたは神の奇跡を信じますか?それとも疑いますか?


旧約聖書エレミヤ書32章27節

「見よ。わたしはすべての肉なる者の神、主である。わたしにとって不可能なことが一つでもあろうか。


神様は何でも行うことのできる全知全能なるお方です。実際のところ、神様に不可能なことは何一つありません。それは神様が自らの口で保証しておられることです。


"神様は何でもできるお方である"というのが真実ですが、私たち自身がこの真実を信じることができるのかどうかはまた別の話です。たいていの場合、人間はこの真実を信じることができません。私たち人間の力が有限であるが故に、それを神様にも適用してしまい、神様の力も有限であると想像してしまうのです。確かに私たち人間は有限の世界で生きていますが、神様は違います。神様は無限の世界で生きておられます。新約聖書ヨハネの黙示録22章13節にて神様は「わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。初めであり、終わりである」と言っておられます。神様は私たちのように有限の世界では生きておられないので、私たちの法則を神様に当てはめることはできないのです。


しかしながら、この真実を信じることができないからといって落ち込まなくても大丈夫です。聖書に登場する多くの人たちは、この真実を信じることができませんでした。ルカの福音書の中で祭司ザカリヤという人物が登場します。彼は神様にお仕えすることが仕事である聖職者でしたが、彼自身でさえ神様の全知全能性を信じることができませんでした。


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ルカの福音書1章5-23節

 ユダヤの王ヘロデの時代に、アビヤの組の者でザカリヤという名の祭司がいた。彼の妻はアロンの子孫で、名をエリサベツといった。二人とも神の前に正しい人で、主のすべての命令と掟を落度なく行っていた。しかし、彼らには子がいなかった。エリサベツが不妊だったからである。また、二人ともすでに年をとっていた。

 さてザカリヤは、自分の組が当番で、神の前で祭司の務めをしていたとき、祭司職の慣習によってくじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。彼が香をたく間、外では大勢の民がみな祈っていた。すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。御使いは彼に言った「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄りですし、妻ももう年をとっています。」御使いは彼に答えた。「この私は神の前に立つガブリエルです。あなたに話をし、この良い知らせを伝えるために遣わされたのです。見なさい。これらのことが起こる日まで、あなたは口がきけなくなり、話せなくなります。その時が来れば実現する私のことばを、あなたが信じなかったからです。」民はザカリヤを待っていたが、神殿で手間取っているので、不思議に思っていた。やがて彼は出て来たが、彼らに話をすることができなかった。それで、彼が神殿で幻を見たことが分かった。ザカリヤは彼らに合図をするだけで、口がきけないままであった。やがて務めの期間が終わり、彼は自分の家に帰った。

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祭司ザカリヤと妻エリサベツには長年、子供が与えられませんでした。彼らの願いは子供を授かること。しかし、彼らはとうに子供が授かる年齢を超えていました。彼ら夫婦は、ことあるごとに神様にお祈りをしたはずです。神様にお祈りをするということは、彼ら夫婦には神様に対する希望が少しはあったということがわかります。そして、ついに長年の祈りが聞かれる瞬間がやってきました。天使ガブリエルがザカリヤの元に現れ、男の子が生まれることを告げます。しかもただの子供ではありません。あなたの息子は旧約聖書イザヤ書40章3節で預言されていたメシア到来の前準備を整える者になるとの宣言を受けています。普通であれば、この知らせを聞いた瞬間、踊り上げって喜ぶことでしょう。この瞬間の為に自分には長年子供ができなかったのかと納得し、神様の深淵なる御計画に感動することもできました。しかし彼は、躍り上がって喜ぶのではなく、ガブリエルの言葉を疑いました。彼は不可能を可能とされる神様の偉大なる御力を信じるのではなく、自分たち夫婦の弱き力に注目し、絶望しました。祭司ザカリヤは、自身の不信仰の故に、口がきけなくなってしまいました。


この後、天使ガブリエルの宣告通り、祭司ザカリヤと妻エリサベツの元に男の子が生まれます。私たちが神の偉大なる御力を信じようが信じまいが、そんなことには関係なく、神様は奇跡を起こされます。神様がその気になれば、どんなことでもおできになるのです。


もう一度聞きます。あなたは神の奇跡を信じますか?それとも疑いますか?


明らかに信じるべきです。イエス様は他の聖書箇所でこのように言われています。


マルコの福音書9章23,24節

イエスは言われた。「できるなら、と言うのですか。信じる者には、どんなことでもできるのです。」するとすぐに、その子の父親は叫んで言った。「信じます。不信仰な私をお助けください。」


信じるか信じないかによらず神様は奇跡を起こされますが、信じるか疑うかによってあなたの状態が変わってきます。祭司ザカリヤは不信仰の故に口がきけなくなりました。同様のことが不信仰な者の上に降りかかる可能性は大いにあります。しかし、神の奇跡を信じる者は何の妨げもなく、ダイレクトに神の奇跡を体験することができます。その時引き起こされる感動はおそらくあなたの想像を超えることでしょう。


神様は、私たち人間の考えをはるかに超えた無限の世界に住んでおられ、私たち人間の想像をはるかに超えた優れた力をお持ちです。神様にとって不可能なことは何一つなく、神様はなんでもおできになります。この真実を信じましょう!信じる者は幸いです!信じない者ではなく、信じる者となりましょう!共に何の妨げもなくダイレクトに神の奇跡を見ようじゃありませんか!PRAISE GOD!!

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