私たちは、まるでマラソンを走るかのように日々の生活を送っています。私たちにとって人生を歩むことはそう簡単なことではありません。全速力で走らなければ、普通の生活を送ることさえも難しくなるほどです。実際のところ、私たちは日々、多くのことを求められます。そんな忙しい人生を送っている中で、ふと思うのです。「わたしは一体何をしているのだろうか？」と。自分はどこに向かって走っているのか？そもそも何の為に走っているのか？なんでこんなに頑張らなくてはならないのか？わからなくなるものです。ゴールの見えないマラソンほど苦しいものはありません。
マラソンランナーはぶっつけ本番でレースに向かいません。彼らはあらかじめコースをよく調べ、ペース配分を考えます。彼らはゴールがどこにあるのか知っているので、ゴールから逆算してあらゆる作戦を打ち立てます。すべてはゴールの場所があらかじめわかっているからこそ成せるのです。ゴールの場所がわからなければ、彼らはペース配分や作戦を考えることはできず、永遠に全速力で走り続けることしかできなくなります。ゴールの見えないマラソンほど苦しいものはないのです。永遠に全速力で走り続けるので、途中で体力が尽き果て、リタイアする羽目になることでしょう。マラソンを走る上で、ゴールの場所を知ることは非常に重要なのです。
あなたのゴールはどこですか？あなたはどこに向かって、どこを目指して必死に走っていますか？
新約聖書の半分を執筆した使徒パウロはこう言います。
【ピリピ3：12-14】私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕らえようとして追求しているのです。そして、それを得るようにと、キリスト・イエスが私を捕らえてくださったのです。兄弟たち。私は、自分がすでに捕らえたなどと考えてはいません。ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです。
使徒パウロのゴールは「上」でした。上とは「天国」のことです。彼の目標は天国において神様から賞を頂くことでした。彼はそのゴール、目標に向かって必死に走り続けました。彼は無事にゴールへ到達することができたのでしょうか？
【第二テモテ4：6-8】私はすでに注ぎのささげ物となっています。私が世を去る時が来ました。私は勇敢に戦い抜き、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。あとは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。その日には、正しいさばき主である主が、それを私に授けてくださいます。私だけでなく、主の現れを慕い求めている人には、だれにでも授けてくださるのです。
彼は無事にゴールへ到達することができました。彼には、自分は必ず「天国」へ入ることができるという強い確信と自分の人生への深い満足感がありました。彼はきっと無事に天国に入ったことでしょう。
あなたのゴールはどこでしょうか？
聖書は、あなたのゴールは「天国」であると言います。つまり、使徒パウロにとってのゴールとあなたのゴールは同一であるということです。あなたのゴールは「天国」です。天国において神様から「賞」を頂くことがあなたの目標です。
もうゴールの見えない状況で永遠に全速力で走り続けるマラソンレースに参加しなくてもいいのです！今この瞬間、あなたの人生のゴールと目標がはっきりしたのですから！今日から「天国」というゴールから逆算して、ペース配分や作戦を打ち立てましょう！そうすれば、無駄なことに時間をかける必要性もなくなり、余計な不安や心配事を持たなくてもよいようになります。きっとあなたの人生は今より格段とシンプルで洗練されたものとなることでしょう。そうすると不必要なことがそぎ落とされるので、活力がみなぎり、もっと早く力強く走ることができるようになることでしょう！
【第一コリント9：24-27】競技場で走る人たちはみな走っても、賞を受けるのは一人だけだということを、あなたがたは知らないのですか。ですから、あなたがたも賞を得られるように走りなさい。競技をする人は、あらゆることについて節制します。彼らは朽ちる冠を受けるためにそうするのですが、私たちは朽ちない冠を受けるためにそうするのです。ですから、私は目標がはっきりしないような走り方はしません。空を打つような拳闘もしません。むしろ、私は自分のからだを打ちたたいて服従させます。ほかの人に宣べ伝えておきながら、自分自身が失格者にならないようにするためです。
さぁ走る準備はできましたか？あなたには「天国」というゴール地点で神様から賞を頂くという目標ができました。具体的にどのように走ればゴールへ到達し、神様から賞を頂くことができるのかについては「聖書」をお読みください。聖書に詳しく書かれています。また、あなたには共にマラソンを走るチームメイトが必要です。どうぞお近くのキリスト教会へ足をお運びください。教会のメンバーがあなたを待っています。
位置について！よーい！！どん！！！
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